天気予報は雨でしたが、当日は青空が覗き、暖かい絶好の散歩会日和となりました。講師（案内）の滝山先生をはじめ、元教員、ＰＴＡ・ＯＢ会、現Ｐ、東叡会の各メンバー、計２２名が参加しました。
１１月２１〜２３日は、「東大駒場祭」があり、キャンパスでは学生達が受付けを拵えたり、テントを張ったりして、楽しそうに動き回っていました。構内の美術博物館に入り、「真空」をテーマにした展示を見ましたが、難しくてさっぱり分かりませんでした。
駒場野公園は、落ち葉を踏みしめる感触がたまりません。小学生らしき男の子数人が、「ケンネル田んぼ」で、網を使って亀やらザリガニやらをすくっていて、幼い頃を思い出しました。
駒場公園内にある旧前田侯爵邸洋館は、洋間各室の趣が異なっており、それぞれに当時の優雅さが偲ばれます。玄関前の芝生に一本ずつ植えられた各種のバラが、赤、黄と鮮やかさを競っているのが印象的でした。すぐ隣にある和館の座敷から見る庭園が気持ちを落ち着かせます。と思いきや、小鳥たちの囀りがかしましい。欄間の透かしに職人の技を見ました。
松濤のお屋敷街、観世能楽堂他を回って、渋谷駅近くで解散しました。（Ｔ．Ｈ．）

　　

　　

　　

今年度最後の散歩会（第３回目）も快晴の下、不忍池「下町風俗資料館」前集合地点に総勢３２名の参加を頂きまして、誠にありがとう御座います。 最初の見学地、旧岩崎別邸(見学せず)の塀沿の坂が、森鴎外「鷹」の舞台となった「無縁坂」を登り、麟祥院に眠る春日局墓所(四方が見渡せるように穴の開いた墓石)を見学、東大三四郎池はセンター試験のため見学出来ず、東大赤門を見学し、東大赤門の向かう側にある、法真寺(樋口一葉「桜木の宿」)入り口に一葉直筆の「ゆく雲」草稿プレートがありました。菊富士ホテル跡、徳田秋声遺宅、石川啄木下宿先「蓋平館」（現在は太栄館となっています）玄関先に「啄木ゆかりの地」の碑が立っています。(啄木は借金王とのことです)、本郷菊坂を登り、宮澤賢治下宿跡、樋口一葉旧居跡、坪内逍遥旧居・正岡子規寄宿「常盤会跡」、石川啄木旧居「喜之床」、文京ふるさと歴史館に入場見学、かねやす（本郷もかねやすまでは江戸の内）、湯島天神にて解散。2時間45分の散歩会であった。（K.K）